畳の選び方


畳床も含めて全体を新しく製作する畳のことです。
畳床は通常20~30年使うことができますが、床板の状況、床下の湿気や換気の状態などによって違ってきます。
「畳の感触がぶかぶかする」、「畳の表面が波打っている」というような状態になったら畳床は寿命にきています。

畳が日焼けして色が変わったり、傷みなどが激しくなったら、畳床はそのままで畳表と畳縁を新品に取り替え、すき間等も補修することです。まるで新品の畳のようにリフレッシュされます。新畳をいれてから5~8年頃が目安です。

畳が日焼けしたり、傷み始めたら、畳表を裏返しにして張り替え隙間等も補修する作業のことです。新畳をいれてから3~5年頃が目安です。
【ご注意】 畳の状況により、裏返しが出来ない場合があります。


全国十数か所で生産されており、色調、光沢、地合いそれぞれ地方によって様々です。中国産に比べ自然な色合いで蘭草にねばりがあり耐久性があります。価格は中国産より高くなりますが、普及品から特選品まで豊富にそろっています。
国内消費価量の約8割を占める外国産畳表です。価格が安いことから急速に使われるようになりました。全体的な品質は並~中級品が中心で、集合住宅や賃貸住宅等に多く使用されています。しかし近年では、日本の企業の技術指導により上質な畳表も作られるようになってきています。

い草の内部はスポンジ状になっており、空気の浄化作用や湿度の調節作用があり、い草の香りには自然のアロマテラピー効果もあります。
天然の素材の自然な風合いや色合いがあります。
琉球畳に使用される畳表は、カヤツリグサ科に属する多年生草本「七島い」を素材として織り上げた畳表です。

天然のい草を使用せず、新素材を使って畳表風に仕上げた製品です。 従来のい草の畳表にくらべ耐久性が有り、変色もほとんどなくダニやカビの発生も抑えます。また工業製品であるため商品ごとのバラつきがなく常に安定した品質と価格を提供できます。
和紙
和紙をこよりにしてイ草の畳表と同じように縦糸に織り込んでいます。
毛羽立ちにくくカラーもあり、へりなし畳にも使用されています。
化学繊維
耐久に優れた樹脂の素材を織込んだ畳表です。
![[左]和紙 [右]い草](img/ch4_img2.jpg)


い草は長くて美しいものから1番草、2番草、3番草・・と選別されます。
一枚の畳表には、約4,000本~7,000本の「い草」が使用されています。良い畳表は「い草」の本数が多く、密度がしっかり詰まっています。
特級品は1番草をギッシリ織り込んだ畳表で色変わりも美しく黄金色になります。等級が下がると織り込みも薄くなりい草の色むらも増えてきます。
最高品質です! 品質にこだわりたい方におすすめ。
仏間・客間に最適です。良品を長く使いたい方にもおすすめ。
居間・子供部屋など定期的に張替えたい方におすすめ。
アパート用や上敷用のイ草です。耐久性は求めないでください。






経糸が麻糸で織られている畳表。
綿に比べ耐久性に優れ比較的良品が多く、国産表によく見られます。

経糸が綿糸で織られている畳表。
経糸が綿のため、い草をあまり織り込めず目詰まり感が少ない。
並~中級品に多く使われています。


本畳床は産地によって色々ありますが、JISに基づいて等級が決められており等級が上がるほどムラがなく、縫い目の細かいしっかりした畳床になります。価格も畳表との組み合わせによって様々ですが、最近ではワラ床は高級素材として使用される事が多いため全体的に価格は高めになっています。

ワラ床と建材床の利点を合わせた畳床。ワラ床は高価だし建材床はどうもという方に比較的安価でワラ床の感触が楽しめる畳床として普及しています。ただ最近では建材床の性能も上がってきているため現在ではあまり使われないようになってきています。

わらを一切使わない畳床、現在の畳床の主流です。ダニが繁殖しにくく品質が安定していて低コストのためほとんど全てのハウスメーカーで使用されています。
ボードの組み合わせで容易に厚みを変えられるので、薄畳にも簡単に対応できます。



付書院の座敷や茶室などに使われる高級品の新高宮麻縁。
天然素材100%、生分解できる環境にやさしいエコ仕様商品です。

お茶室などに使用する高級な純綿の畳縁。
環境に優しく自然の風合いの良さがあります。

一般の畳は化学繊維の畳縁が使われています。
豊富な色柄の中からお好みの畳縁が選べます。
